裁判傍聴日記「被告人は証言台へ。。。」3

本日は夜勤明けに初めて千葉地方裁判所へ。目的は「松戸女児殺害事件」の事件の判決を傍聴する為である。傍聴歴10年越えで初めての傍聴券抽選を体験。隙間時間にいくつかの刑事裁判を傍聴した。どれも途中入室途中退室であった為記録はどれも中途半端なものになってしまった。。。

千葉地裁のロケーションはJR千葉駅から歩いて15分。千葉は都会でも横浜のような人混みはなく歩きやすい。

それでは開廷します。

①701号法廷 【審理】 強制わいせつ致傷 裁判員裁判 
証人が証言台でなにやらテキパキと状況を説明していたが、途中入室でちんぷんかんぷん。そうこうしているうちに終わっちゃった。。。



②801号法廷 【審理】 傷害
接骨院内でのもめごとで被告人が院長先生を殴っちゃったというお話。証言台にて現場で仲裁に入っていた別の先生が状況に関して質問攻めを浴びていた。被告人は年のころは60歳くらいだろうか丸刈りジャージ姿でおとなしく耳を傾けている。この被告人は定期的に通院し主にこの証人の施術を受けている。以前飲酒して来院していたことが数度あり注意した経歴がある。こちらも途中入室でお昼休憩に入ったんでちんぷんかんぷん。

今回の弁護人は色黒スキンヘッドで威圧的でイラついているのかとにかくまくしたてる。これじゃぁ~冷静に記憶を呼び戻して証言できないよなぁ~という感想。



③801号法廷 【審理】 窃盗
聴覚障害をもっている夫婦でお見受けしたところ65才くらいだろうか奥さんが被告人。万引き6回目。今回は小鳥のエサだが自宅で小鳥を飼っている事実はないそうな。。。てんかんの持病を持ち更にはこの万引きも精神疾患からくるものだとの事で精神科にも受診歴ありで薬を服用している。前回の裁判で夫がしっかりと妻を監督していくという事で、その具体策として一人でお買い物に行かせないようにしていくとしたが、今回目が行き届かず一人で買い物に行かせてしまった。やっぱりこれも途中入室で途中退室だったので全体像はつかめてなかった。

素晴らしいなと感じたのは法廷手話通訳士の4人である。4人の内訳は検察官と弁護士の言葉を手話で証人(夫)に伝える二人、それと検察官、弁護士そして夫の言葉を手話で被告人に伝える二人。それぞれ同じタイミングで交代しながら通訳を進めていたが4人全員中年女性でとてもやさしい表情で的確に伝えていた。若い男性弁護士もとてもやわらかい語り口社会的弱者の味方で助けてあげたいという雰囲気が出ていた。法廷手話通訳士とっても素敵で感動しました。



④201号法廷 【判決】 わいせつ略取誘拐、強制わいせつ致死、殺人、死体遺棄 計4罪 裁判員裁判

日本国内だけではなくベトナムでも注目されていた事件だけに簡単には傍聴できません。そう、傍聴券を取得しなくては法廷に入れないのです。ってことで抽選初体験での流れはこんな感じ。

14:00 リストバンド型整理券交付開始
実際10分前に交付場所にいったけど既に長蛇の列。最後尾の看板をもった職員がいました。ざっと見300人はいたんじゃない?正門前から並んで職員さんに誘導されて1列で建物の中へ。交付室で1~4の番号に立つ係員から右腕に番号が記載されたリストバンドをつけてもらう。自分は1番のところでもらって下さいと指示された。とりあえずこの整理券をゲットできないという事はないみたい。

14:15 交付締切

交付されたらしばし控室で待機。おいらの番号は626。

14:25 当選番号掲示
裁判所内数ヵ所に掲示される。自分は待機していた控室内に掲示されたので確認した。624の次は700番台にいってしまい惜しくも落選。。。落選者はそのまま係の方にリストバンドをはずしてもらい解散。65人が当選していた。

14:30 当選したリストバンド型整理券と傍聴券の引換え
落選している自分には関係ない。多くの報道陣でものものしい雰囲気の正門脇で到着されたご遺族の方を実際にお見受けした。殺害された娘さんの遺影をもってどんな気持ちであったのだろう。。。悔しいなんて言葉では片付けられない思いであったであろう。

15:15 開廷
といった流れになっていた。もちろんこちらは傍聴できず。15:30を過ぎたころから速報が流れ始めた。

求刑-死刑 判決-無期懲役

これだけのことをしておきながら死刑にはならないのか。。。

裁判傍聴日記「被告人は証言台へ。。。」はまだまだ続く。。。

では✋




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